公開日: |更新日:
使い勝手の良さや老後生活への備えなどを理由に、近年、平屋の注文住宅を検討する世帯が増えてきました。若い世帯のコンパクトライフへの趣向変化なども背景に、平屋の注文住宅は今後ますます増えていく可能性があるでしょう。
ただし、平屋住宅を建てる際には十分に注意しておきたい点があります。日当たりです。日当たりの良い快適な平屋生活を維持できるよう、立地や間取りをよく検討した上で家づくりを進めていきましょう。
平屋の日当たりが悪くなる原因は、一言でいえば「周辺より建物の高さが低いから」です。2階建てでも3階建てでも、周辺にもっと背の高い建物があれば日当たりが悪くなりますが、平屋の場合はそのリスクがより高くなるわけです。
仮に、建物を建てた時点で周辺に高い建物がなかったとしても、後になってから周辺に高い建物が建てられて日当たりが悪くなることもあります。平屋を建てる際には、そのようなリスクも考慮した上で、立地や間取りを十分に検討したほうが良いでしょう。
以下、平屋の日当たりが悪くなる主な3つの原因を見てみます。
生活シーンの中で日当たりが大事な時と、あまり大事ではない時があります。
例えば、日中に多くの時間を過ごす場所はリビングですが、日中に活動する場所である以上、リビングは日当たりの良いところに設置すべきでしょう。洗濯ものを干す場所も、日当たりの良し悪しが重要なポイントになります。和室や玄関なども、日当たりの良い場所を選んだほうが快適でしょう。
逆に、日中にほとんど利用しない場所が寝室です。基本的に、寝室は日が沈んでから寝るだけの場所ですので、日当たりが悪くても特に問題はありません。
周辺に大きな建物などがない限り、一般的には南側は日当たりが良くなり、北側は日当たりが悪くなります。そのため、南北に長い土地に家を建てた場合、日当たりの良い部屋は限られてしまうかもしれません。
また、土地を購入する際の「方角」は建物の前にある道路の方角を指しますが、通常は南側の方角を向いた土地は日当たりが良いとされ人気があります。逆に、北側を向いた土地は日当たりが悪くなる傾向があるため、坪単価が安くなることもあります。
周辺に高い建物(マンションや3階建ての住宅など)があれば、時間帯によっては平屋が日陰となり日当たりが悪くなることがあります。
もちろん、平屋を建てる際には周辺環境に高い建物がないことを確認しますが、平屋を建てた後に周辺へ高い建物が建築されることもあるので、その可能性も考慮して土地選びをしたほうが良いでしょう。
ただし、日影規制や建ぺい率の規制などにより、どの家でも一定の日当たりは約束されているため、極端に不安になる必要はありません。
平屋の日当たりを良くする有効な方法は、上記でご紹介した原因になるような点がないような土地探し・間取り設計を進めることです。生活シーンや土地の方角、周辺での開発計画などを考慮し、日当たりが悪くなる原因を更に排除していきましょう。
また、天窓を設置することも有効な対策の1つです。業者に相談し、断熱性に大きな問題が生じないのでしたら、天窓から採光できる設計を検討してみましょう。
土地に余裕がある場合には、中庭を作ることも有効な対策です。中庭を取り囲むように部屋を設置すれば、どの部屋にも平等に自然光が差し込むでしょう。
平屋の日当たりを遮る要因は多々ありますが、それらの要因をすべて考慮して適切な間取りを企画するためには、専門家の助言が必要です。
ただし、平屋は2階建てに比べて建築件数が少ないため、専門の建築業者とはいえ、平屋の日当たりを十分に考慮した適切な助言ができないこともあるでしょう。
平屋を検討する場合には、様々な業者の実績を比較の上、平屋の建築実績が豊富な業者を選んで相談するようおすすめします。
平屋を建てるなら
三島工務店
カフェスタイルなら
タナハシ大福建築
保証重視
サティスホーム岐阜
※三島工務店の選定基準:図面作成から、ヒアリングから設計、施工まで全て代表が対応し、1人の建築士と何度でも相談できる瑞穂市に本社がある工務店(2021年4月時点)
※タナハシ大福建築の選定基準:気密性能・断熱性能(C値0.33、UA値0.46)の性能がもっとも高い瑞穂市に本社がある工務店(2021年4月時点)
※サティスホーム岐阜の選定基準:24時間365日アフターメンテナンスサポートダイヤルを設置しており、瑕疵担保責任以外にも、責任設計保証10年、火災保険・損害保険(工事期間中)、住宅完成保証制度、地盤保証10年、白蟻駆除保証(完成後5年間)の保証が付いている瑞穂市に本社がある工務店(2021年4月時点)